箱根寄木細工をご存じですか?
木の本来の色を活かして、様々な木を組み合わせ
その色合いを表現する日本の伝統工芸品です。
そのシンプルさと技に感動し、
私は魅せられました。
しばらくはネット情報などで
いろいろと何度も眺めていましたが
ホンモノを見て、触れて、体験し、購入し
身近で眺めながら使いたい、と思い、
箱根を訪れることにしました。
目次
1.箱根寄木細工について
2.箱根について
3.箱根へのアクセス
4.小田原城
5.寄木細工販売店
6.寄木細工工房で技の体験
7.箱根温泉
8.購入したもの
9.箱根訪問で感じたこと
10. 産地を応援する
1.箱根寄木細工とは
寄木細工とは、さまざまな種類の木材を
組み合わせ、それぞれの色合いの違いを
利用して、日本の伝統文様を表現する
木工技術です。
神奈川県箱根の伝統工芸品で、
200年程の歴史を持ちます。
寄木細工の文様は、年代、工房などによって
微妙に異なる風合いがあります。
さまざまな木を寄せ、それを木製品に
加工する技法をムク作りといいます。
色が異なる木片を寄せ合わせて
接着剤で止め、種板を作成し
種板の表面を薄く削ったズクを
木箱など他の木製品の表面に貼り、
その文様、絵柄を楽しむ技法を
ズク貼りといいます。
どれも美しい風合いです。
2.箱根とは
箱根は、静岡県に近い神奈川県南西部。
温泉や、芦ノ湖、大涌谷、仙石原などが有名で
「富士箱根伊豆国立公園」に指定されています。
どう調べてみても魅力的な場所ばかりで、
あちこち見て回るには数日必要です。
今回は、1日目の午後から翌日の朝まで
という限られた時間の中での箱根訪問のため、
寄木細工と温泉に絞りました。
3.箱根へのアクセス
箱根へのアクセスは、バスか電車を選べます。
今回は、往路は新幹線で小田原駅まで行き、
小田原城を訪問、その後、小田原で
寄木細工の販売店と工房での体験をしてから
箱根登山線で箱根湯本駅まで行き、
温泉宿に宿泊することにしました。
復路は、小田急線で東京まで出ました。
往復でアクセスを変えたので、
さまざまな風景を楽しめました。
今回の交通+宿泊は「じゃらん」で
予約しました。
今回と言うより、お手軽なので、
私はだいたいこれで予約します。
4.小田原城
戦国時代から江戸時代にかけてのお城で、
北条氏の本拠地として有名です。
小田原城天守閣からの眺めは、
とても美しい景色でした。
北は山々、南は相模湾、東は小田原市街地、
西は箱根山や真鶴半島、伊豆半島と
海、山、街が360度のパノラマで楽しめます。
5.寄木細工販売店
小田原駅から歩いて行ける寄木細工専門店を
事前に調べて訪問しました。
今回は、ホンマものの寄木細工、
家で普段使いできる品を購入する、という
目的もありましたので、
1つずつ丁寧に店内を見て回りました。
自分用には、無垢技法で色合いが
何とも言えない風合いで、光の加減で
色が変化する素敵なティッシュボックスを
購入しました。
他にも気に入った物があり、友人夫婦には、
ペアのコースターと箸置きを組み合わせて
贈りました。良い品を購入できました。
店主も温和なとても感じの良い方でした。
良い品と良い方に巡り会えて
ほんわりした気分になれました。
訪問したお店は
「箱根細工・象嵌細工のクラフトえいと」です。
6.寄木細工工房で技の体験
見る、触れる、買うだけでは足りないので、
実際に寄木細工の技を体験できる工房を
予約していたので訪れました。
歩ける距離ではないため、バスでの移動です。
訪れたのは工房も併設の本間寄木美術館です。
美術館では、芸術品の域の寄木細工が展示され、
技の細部を近くで見ることができます。
工房では技の体験ができます。
伝統的文様のムク寄木コースターを
手作りできます。
寄木コースターの制作体験
1.たくさんある中から自分で選んだ寄木の
パーツを組合わせて文様を作ります。
2.接着剤で各パーツを付けていきます。
3.紙ヤスリでこすり、ワックスをします。
どのパーツを選ぶのか、どのように配置するか
で幾通りにもできるので、
オリジナルの文様ができます。
制作したコースターは、もちろん
持ち帰ることができます。
乾燥と定着の間、ショップを見て回ります。
ここでも箸置き、しおりなどホンマものの
日用品を購入しました。
ショップの一角で職人さんの手技も間近で
見学することができました。
ちょうど、色が異なる木片を寄せ合わせて
接着した種板の表面を薄く削られている作業を
見せていただくことができ、感激しました。
訪問したのは「本間寄木美術館」です。
7.箱根温泉
箱根には数多くの温泉場があります。
箱根の温泉の始まりは、湯本温泉の発見から
始まり、それは奈良時代とのことです。
1,200年もの歴史を誇る温泉です。
温泉街の雰囲気も素敵で、お湯も気持ちの良い、
イイお湯でした。
8.購入したもの
今回の箱根訪問で購入した寄木細工の品は
ムクのティッシュボックス、ペンケース、
物差し、しおり、箸置き です。
物よりも体験、経験を大切にしているので、
物はあくまでも普段使いできる記念の品です。
9.箱根訪問で感じたこと
今回は、寄木細工を何かで見てから、
その技に魅せられて
箱根で技や作品を見る
家で気軽に使えるホンマものを入手する
技法を体験する
という、見て・触れて・感じる、
という目的を達成することができました。
とても有意義な楽しい時間でした。
小田原や箱根温泉だけでなく、
周辺には、美術館、芦ノ湖、大涌谷など
見所がたくさんあります。
今回は、時間の都合上、
寄木細工を目指して訪れた旅でしたが
次回はゆっくり箱根巡りをしたいと思います。
10.産地を応援する
箱根細工に魅せられたら、ふるさと納税や
品物を買って、産地を応援したり、楽しむ
のもいいですね。
ふるさと納税返礼品には、素敵なものが
あふれていました。
小物入れや
価格:95,000円 |
木の本来の色を組み合わせて絵画のように
表現した木象嵌
価格:92,800円 |
ギターピックガードもありました。
かっこいいです。
【ふるさと納税】箱根寄木細工楽器【ピックガード:ストラスキャスター】フェンダージャパン 価格:74,000円 |
秘密箱は、仕掛けに挑戦するのも
置物や小物入れとしてもいいですね。
価格:69,000円 |
箱根寄木細工 情報リスト
じゃらん
今回の交通+宿泊は、じゃらんで予約
(私はだいたいこれで予約します)
イイナ、と思った宿泊先は他のサイトでも比較します。
日本旅行
国内旅行・海外旅行のツアーを探すなら日本旅行をご利用ください!きっとお探しの旅行やツアーが見つかります!
リロバケーションズ
会員制リゾートが格安で体験宿泊できるサイトです。
箱根にもあります。素敵です!
悩みましたが、今回は、移動に時間的制約があり
あきらめました。